研究室対抗フットサル大会を体調不具合により休んだのですが
何をしたかと言えば、納豆の実験です。
以前、魯山人の納豆の食べ方を調べた後、家族団らんの食卓で共有納豆を424回かき混ぜようとしたらおかあに止められました。
「そんなの比べなきゃ美味しいかどうかなんて分からないじゃないの。とりあえず(私が)早く食べたいから、今日のところはそれぐらいにしなさい。」
「確かに…、他の状況は同じでかき混ぜる回数だけ違うっていう事象を比べなきゃいけないね(理系大学ちっく)」
みたいな会話がなされ、次の日、おかあが「実験してみれば?」と普段食べているのより安めのパック納豆を買ってきてくれました。それが9日火曜日のことです。
かき混ぜ回数による納豆の旨さの比較
実験報告書だと実験に使用した納豆の銘柄とか書くべきなんだろうけど、書いてるの17日だからね、パックの帯はとうに収集車に持ってかれました。
うんわかってる、今度はとっときます。
えと、実験は、納豆の量、醤油の量、醤油を入れるタイミングなどは同じ条件で、かき混ぜ回数を100回、200回、300回、400回と変えて、食べ比べるというものです。同じような実験をNHKの「ためしてガッテン」が行っていたそうです。
出所がちょとわからないのですが、
農林水産省食品総合研究所における実験では、
納豆のアミノ酸と甘み成分は混ぜるほど多くなることが示されました。
混ぜる前をそれぞれ1とするとアミノ酸は100回で約1.5倍300回で2.5倍になります。
甘み成分は100回で2.3倍、200回で3.3倍、400回で4.2倍になります。
てなのもありました。
★参考ページ
・納豆について色々。
・http://www.nfri.affrc.go.jp/yakudachi/natto/index.html:これちょっとびく〜り、納豆研究文献データベース。
混ぜました。合計1000回。最後の方はなんか朦朧として多分回数大体になっちゃったと思う。せっかく秤まで使って同じ量にしたのにね。
結果と考察:
私はおよそ300回かき混ぜたものが一番好きでした。
★100回
100回は豆の悪さ(良い納豆だったら豆の良さ)が堪能できます&かんでると納豆のエグさ(変な納豆臭さというか)がすぐ来ます。
★200回
200回は100回とそんなに変わらないのですが、粘りが空気を含んで100回よりも若干エグさがくるのが遅いです。
★300回
300回は粘りのふわふわさとエグみと豆らしさのバランスがちょうど良かったです。
★400回
400回はエグみはだいぶ消えますが、豆らしさがほとんどありません。食感が柔らかすぎだと感じました。400回でほとんど消えるはずの粘りが、まだ残っていました。魯山人はこの粘りがなくなるまで混ぜたものを美味しいと言っていたらしいので、もともとの目的(魯山人の食べ方が美味しいか調べる)からゆうと、この実験は不十分であったかもしれません。
反省とか:
評価基準シートを作ってから比較すればもっと科学的でしたかね。ま、いいけどね。
写真も光の加減とか角度とか取るタイミングとか違いすぎてよくわからんですね。
納豆自体の質があまりよくなかったのもあって、嫌な味とそうでもない味が顕著に分かれたのが良かったと思います。まあ質のことを言い出すと、納豆の質に応じて旨い回数が変わってくるのかとか、質に応じた薬味の選び方があるのかとか、ちょっと気になってしまうので、で、それをやるのはめんどくさいので、これ以上は触れません。
あ〜つかれた。